阪神・淡路大震災の後、神戸市兵庫区のボランティア団体「被災地NGO恊働センター」が広めた壁掛けタオル「まけないぞう」が東日本大震災の被災地でも受け継がれている。集まって針仕事をする楽しさや収入を得る喜び。岩手県にも拠点を置く同センターは「まけないぞうの向こう側にある被災者のつらさや喜びの声を各地に届けたい」としている。(竹本拓也)
まけないぞうの制作は1997年、阪神・淡路大震災の仮設住宅で暮らしていた被災者がアイデアを出し、同センターが始めた。全国から寄せられたタオルを針と糸でゾウの形に縫って1個400円で販売し、100円が収入となる仕組み。「おしゃべりしながら手を動かすのが楽しみ」「よく眠れるようになった」などと、被災者が生きる力を得る取り組みになった。
東日本大震災を経て宮城、岩手、福島でも約20人が縫い続けている。同センターは岩手県陸前高田市に拠点を置き、スタッフの増島智子さん(49)は被災地で作り方を手ほどきする出前教室を開き、津波で針道具を失った人に裁縫セットを届けた。材料の配達を兼ねて、一人一人の暮らしを見つめてきた。
今月9日、増島さんは陸前高田市の松野昭子さん(84)を訪ねた。1月に念願の自宅を再建し、約8年半の仮住まいを終えた。「長い間本当によく頑張ったね」「ありがとう」。2カ所目の仮設住宅は転居していく友人を見送り、自身が最後までいただけに喜びはひとしおだった。
松野さんは津波から逃れて無事だったが、自宅を失った。亡き夫の弟夫婦ら親戚7人が犠牲になった。黒い壁が市街地をのみ込んだ光景が今も忘れられない。
震災から4カ月後、独りで身を寄せた避難所で増島さんから「まけないぞう」を紹介された。仮設住宅に移っても友人と打ち込んだ。「暇で途方に暮れていたが、夢中になれるものが見つかった。今も楽しみの時間」とほほえむ。
気が付けば9年間で約4千個を作った。居間には特注の茶だんすが入った。「ゾウさんの貯金で買うのが夢だったの」と松野さん。新しい自宅に毎日のように友人らが訪ねてくるのも喜びとなっている。
玄関先には、9年前に初めて作ったゾウを飾った。松野さんは「ゾウさんが出会いを運んでくれた。ここからがスタート。元気に暮らしていきたい」と前を向く。増島さんは「まけないぞうはメッセンジャー。支える、支えられるの関係を超えた仲間です」と話す。
被災地NGO恊働センターは、まけないぞうを作る被災者の近況をブログで発信している。購入やタオルの提供はホームページで受け付ける。同センターTEL078・574・0701
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March 13, 2020 at 12:30PM
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被災者が作る「まけないぞう」 東北に受け継がれ - 神戸新聞
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