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Sunday, March 29, 2020

ノムライクたちの集大成完成 西日本豪雨被災地 酒豪伝説や名物「巻きようかん」も紹介 - 毎日新聞 - 毎日新聞

完成した冊子「NomuLike」(左)とコミュニティーペーパー「ウェイヴ」を手にする山口聡子さん=西予市野村町地区で、中川祐一撮影

 「サシアイ」って、知っちょんなはる?――。西日本豪雨の被災地・愛媛県西予市野村町地区の文化や名物などを紹介した冊子が完成した。タイトルは「NomuLike(ノムライク)」。町の名前に「ライク(好き)」と「行く」を組み合わせた。編集長の山口聡子さん(43)は「野村をますます好きになるような、行きたいと思えるような冊子になった」と話している。【中川祐一】

 冊子は、「飲む村、野村」「相撲と野村」「野村を走る」の三つの軸で構成されている。「飲む村、野村」では、一つの杯で飲み合う酒席での文化「サシアイ」の作法や、「6人の女子会で生樽(だる)19リットルを空にした」「一般家庭から生ビールのサーバーの注文が来る」といった酒好きな人が多い野村ならではの「伝説」を紹介。ほかにも、乙亥(おとい)大相撲や朝霧湖マラソンといったおなじみのイベントから、野村名物「巻きようかん」、数十年前に存在した企画集団「ウェイヴ」といったディープな話題まで紹介されており、一冊で地区の楽しみ方がわかるガイドブックのようになっている。

 野村町地区では2018年7月、ダムの緊急放流後に肱川が氾濫し、5人が死亡、多くの家屋が浸水するなど甚大な被害が出た。冊子づくりが始まったのは同年末。17年に地域おこし協力隊として地区に赴任した山口さんは、もともと観光マップを作るつもりだったが、豪雨を受けて復興の願いを込めた冊子に変更した。

県内外の人協力

 協力してくれたのは県内外の「ノムライク」たち。「名字が野村だから」「自分のスキルが復興に役立つなら」。豪雨を通じて輪が広がり、写真やデザインができる編集メンバーが集まった。家族写真などをテーマに東京で活動する写真家、浅田政志さんも加わり、19年10月には被災者ら約90人を集めた大規模な撮影会も実現した。

被災者、笑顔で

 冊子の中の写真には笑顔の被災者が多く、豪雨当時の写真はない。山口さんは「まだつらい思いをしている人や、思い出したくない人もいる」と、あえて盛り込まなかった。豪雨を忘れてほしくない、という思いは文字に込めた。被災者へのインタビューの中に当時の記憶が紡がれており、復興へ前を向いて歩む様子がまとめられている。

 冊子はB5判56ページ。4000部制作しており、地区住民の希望者や学校、図書館などの公共施設に配られるほか、募金をしてくれた人にも手渡す。問い合わせは山口さんが副理事長を務めるNPO法人「シルミルのむら」(0894・89・1608)へ。

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2 comments:

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