天皇、皇后両陛下は１７日、東日本大震災から１０年で、気仙沼市の菅原茂市長や被災者とオンラインで懇談された。
赤坂御所と、市役所三日町庁舎をオンラインでつないだ。冒頭、菅原市長が市内の復興事業の進ちょく状況をはじめ、被災者の心のケアや人口減少、高齢化が課題であることなどについて説明した。
続いて、津波で夫と義父母を亡くした「すがとよ酒店」（新浜町）の菅原文子さん（７１）は全国からの支援が励みになったことを報告。両陛下からは「つらかったですね」「新しい気仙沼で励んでください」とのお言葉をかけられた。
終了後、菅原さんは「この１０年の苦労が両陛下からの言葉で報われた。本当にありがたい」と感激していた。
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