2021年04月28日20時17分
天皇、皇后両陛下は28日、東日本大震災から10年に当たり、お住まいの赤坂御所(東京都港区)と福島県をオンラインでつなぎ、被災者らと懇談された。当初は2月に予定していたが、同13日に福島県沖で発生した地震を受け延期していた。
両陛下、宮城の被災者と懇談 東日本大震災10年、オンラインで
冒頭、内堀雅雄知事から復興状況の説明を受けた後、震災や東京電力福島第1原発事故の記憶や教訓を伝える双葉町の「東日本大震災・原子力災害伝承館」を視察。その後、同町と大熊町の被災者計6人と懇談した。
全住民の避難が今も続く双葉町。家族が県外に避難する傍ら、県内に残り、津波に襲われたが事故は免れた福島第2原発の収束作業に当たった同町の会社社長谷津田尊之さん(66)=いわき市=に、天皇陛下は「作業で一番ご苦労されたのはどういうことですか」と尋ね、いたわった。
さいたま市や横浜市などで子どもと避難生活を送った双葉町の飲食店経営山本敦子さん(49)=いわき市=は、涙ぐみながら状況を説明。皇后さまから「ご家族の皆さんもお体を大切に」と気遣われ、懇談後には「感無量。心がジーンとした」と言葉を詰まらせた。
両陛下は3月に岩手、宮城両県の被災者らもオンラインで見舞った。側近によると、両陛下は直接訪問したいという強い気持ちがあるという。
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