東日本大震災から10年が経過したことに合わせ、天皇、皇后両陛下は28日、住まいの赤坂御所(東京都港区)と福島県双葉、大熊両町をオンラインで結び、被災者らと懇談された。 東京電力福島第1原発事故による全町民の避難が続く双葉町の「東日本大震災・原子力災害伝承館」を視察後、モニター越しに被災者計6人の話に耳を傾けた。天皇陛下は「当時は避難所を転々とされたのではないですか」、皇后雅子さまは「10年間いろいろ大変なことがおありだったのではないですか」などと気遣った。 母親が双葉町で経営していたファストフード店「ペンギン」を原発事故後に復活させた同店マネジャーの山本敦子さん(49)は、県外避難時における子育ての苦労を伝えた。両陛下から「大変でしたね」と言葉をかけられると、涙がこらえられなくなったといい、山本さんは「また頑張っていこうと思えた」と話した。 両陛下は3月にも岩手、宮城両県の被災者とモニター越しに懇談。皇太子ご夫妻時代から被災地を見舞っており、現地訪問を強く望んだが、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえオンライン実施となった。【柿沼秀行、和田武士】
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