被災する前、この地域で町内会長を務めていたという大下さんは、このままの状況が長引けば、地域の復興に深刻な影響が出てしまうと懸念しています。
被災前、1800人が住んでいた小屋浦地区では、西日本豪雨をきっかけに、およそ70世帯、200人が地域を離れ、1割以上人口が減りました。
この地区で計画中の砂防ダムがすべて完成するのはおよそ2年半後の予定で、完成するまでの間に、地域に戻るかどうか迷っている人たちが戻らない選択をしてしまい、豪雨前のにぎわいが取り戻せなくなるのではと危機感を抱いています。
大下さんは「今の状況で『ほかのところに行かないで』と言うわけにもいかず、寂しいです。もう3年たって、諦めの境地になった人もいるのではないかと思います。防災施設などのハード面が整備されれば、この地区に帰りたいという気持ちが出てくるかもしれないので、1日も早く完成させてほしい」と話しています。
からの記事と詳細 ( 西日本豪雨 被災者の約4割 “砂防ダムなど防災施設の完成を” - NHK NEWS WEB )
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