広島ニュースTSS
西日本豪雨で甚大な被害を受けた坂町小屋浦地区では、防災士になった住民が災害の記憶を風化させないために防災を広める活動に取り組んでいます。 西日本豪雨で被害を受けた坂町小屋浦地区。街一体が土砂で茶色く覆われていて、上流部では砂防ダムが決壊、災害のすさまじさを物語っています。 災害から３年。小屋浦地区を守るため、住民自らが行う防災活動が始まっています。 西日本豪雨をキッカケに防災士になった小屋浦地区の男女５人が結成したのが、『小屋浦防災士会』です。５人とも３年前の災害の被災者です。 災害から命を守る、未然に被害を防ぎたい。その一心で広島市の防災士養成講座を受講し、防災士になりました。防災士会の結成を呼び掛けたのは、木村雄一さんでした。 【小屋浦防災士会代表・木村雄一さん】 「なんかしたいよねって、坂町で防災士のグループを作りませんかと問いかけた」 去年１０月から打合せを重ね、今年３月から活動を開始。イベントを通じて防災の輪を広げる活動に取り組みます。 【小屋浦防災士会代表・木村雄一さん】 「子供向けの防災教室とドローン教室をやってみようと動き出したばかりなんですけど」 この日は、保育園児に向けた防災教室の準備を行います。 ～台風の前には注意報などの情報が流れます。うさぎのように耳を立てて黙ってしっかり情報を聞きましょう～ 小さい子供にも伝わるように体を動かし楽しみながら学べる防災に挑戦です。 また、イベントの他にもドローンを飛ばし、砂防ダム建設の進み具合などをそこに住む住民の目線で確認します。 【小屋浦防災士会代表・木村雄一さん】 「新しくできたダムの真裏、（ドローンを）飛ばして中が確認できるとここら辺にできる人も安心できるじゃないかなと。そういう取り組みもちょっとずつできたらいいかなと思っています」 撮影したドローンの映像は、今後、小屋浦防災士会の公式ＹｏｕＴｕｂｅチャンネルなどで公開する予定です。 【小屋浦防災士会代表・木村雄一さん】 「小屋浦だけでなく、坂町全体でなんとかしていきたいと思っています。小屋浦が動けば坂町全体でも動いてもらえるとと思っています」 各地で大雨による被害が起きる中、災地に暮らす住民の将来を見据えた活動は始まったばかりです。
からの記事と詳細 ( 「災害から命を守りたい」被災者５人が”防災士”の資格取得 坂町・小屋浦地区（テレビ新広島） - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
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