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Wednesday, August 4, 2021

仙台の小6、東北最年少防災士に 「被災者のために活動したい」 - 河北新報オンライン

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東北で最年少の防災士となる壱郎君

 仙台市片平丁小6年の小田嶋壱郎君(11)=仙台市青葉区=が、NPO法人日本防災士機構(東京)が認定する防災士の資格試験に合格した。機構によると東北で最年少という。先輩防災士の母親に憧れる東北初の小学生防災士は「避難所で被災者のために活動したい」と誓う。
 6月下旬に市内で筆記試験を受け、7月5日に合格通知書が届いた。試験は30問の選択問題のうち8割以上の正答が必要となる。壱郎君は本番の1カ月前から毎日30分、試験用テキストを読んで要点を確認した。
 フリーアナウンサーの母典子さんも2008年に防災士の資格を取得している。東日本大震災後、NPO法人防災士会みやぎ(仙台市)のメンバーとして減災絵本「リオン」の制作に関わり、県内各地の幼稚園などで読み聞かせを続けてきた。
 活動をそばで見てきた壱郎君は「かっこいい」と思い、昨年12月に「試験を受けたい」と典子さんに相談。初挑戦となった3月の試験に不合格後、勉強量を増やして再挑戦した。「今回は自信があった。喜び過ぎて合格通知を破ってしまった」と笑う。
 「リオン」では、主人公の妖精が世界を旅しながら津波や台風などの自然災害について教える。聞き手役で登場する「いちろう」のモデルが壱郎君だった。
 災害の怖さを知ったいちろうが母親に「これからはぼくがママを守るからね」と話し掛ける場面があり、典子さんは「本の中の話が現実になったようだ」と喜ぶ。壱郎君は「小学校でもリオンの読み聞かせをしてみたい」と意気込む。

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