
甲子園球場(兵庫県西宮市)で開催中の全国高校野球選手権大会は14日、天候不良のため46年ぶりに3日連続の順延となった。球児たちは、試合ができないもどかしさを抱え調整を続ける。大雨は九州の代表校の地元県にも甚大な被害をもたらしており、選手らは家族や被災者を案じた。
熊本工の山下陽生選手(2年)は、12日夜から避難指示が出されている熊本県天草市牛深町出身。「実家は被害もなく無事と聞いた」と胸をなで下ろした一方、「今後も雨は続くらしいので安心はできない」。
明豊(大分)の幸修也主将(3年)は、地元の母親から「こっちは大丈夫だから、安心して試合に備えて」と連絡があり、ほっとした様子。チームは春のセンバツで頂点まであと一歩に迫り、今大会は優勝候補にも挙げられているだけに、友人たちからは「順延ばかりで大変だね」などと野球部を気遣うメールがあったという。
長崎商の青山隼也主将(3年)は、テレビのニュースを見て長崎県雲仙市で崖崩れが発生したことを知った。「避難した人たちには、無事でいてほしい。自分たちはしっかりと準備して、勝つことで地元に元気を与えたい」と語った。
西日本短大付(福岡)の池田翔主将(3年)は、大雨特別警報が出された佐賀県の出身。「自分たちにできるのは、試合ではつらつとしたプレーを見せること」と、言葉少なに古里への思いを口にした。弓削博輝コーチ(33)も「球児たちが今ある環境の中で最後まで諦めずに戦うことで、被災された方を少しでも勇気づけることができれば」と話した。
(玉置采也加、松本紗菜子、岩崎さやか)
からの記事と詳細 ( 大雨の地元案じる九州球児「被災者に元気を」 - 西日本新聞 )
https://ift.tt/3m5JUGD
No comments:
Post a Comment