ラグビーリーグワン1部静岡ブルーレヴズが24日、熱海市の土石流被災者へ義援金152万310円を贈った。
山谷拓志社長(51)、五郎丸歩クラブ・リレーションズ・オフィサー(CRO、35)が熱海市役所を訪れ、斉藤栄市長(58)に目録を手渡した。
来年1月開幕の新リーグ参入に向け、ヤマハ発動機を母体に6月に創設したチームは、静岡県全域を活動区域としており、7月3日の熱海市伊豆山地区での土石流発生を受け、同21日から8月31日までクラウドファンディングによる復旧支援の募金活動を実施。目標の100万円を上回る187万円が寄せられ、手数料を除いた額を市に寄付した。
「コロナ禍で街頭募金などが難しく、こういう形になり、地元のラグビーファンだけでなく、全国から協力をいただきました。少しでもお役に立つことができれば」と山谷社長。クラブと地域を結ぶ活動が任務の一つである五郎丸CROも、被災者を気遣いながら「これからも何かサポートできることがあれば」。静岡ブルーレヴズの選手のサインが寄せ書きされた色紙も贈り、支援の継続とともに、学校訪問やラグビー教室など地域との交流に積極的に取り組んでいく姿勢を示した。19年ラグビーW杯で日本代表がアイルランド代表を破った試合を会場のエコパで観戦したという斉藤市長は深く感謝した。
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