
毎年のように全国各地で「数十年に一度の降水量を記録」などと報道されています。土砂崩れや堤防の決壊で住まいが流されるような災害が頻発しています。南海トラフ巨大地震等の地震・津波への警戒も怠ることはできません。 いざ、自分たちが住む地域が自然災害で被害を受けた場合に金銭的な支えとなるのが損害保険金です。加入しているだけではなく保険金の請求を早く行い保険金を受け取り、復旧への行動を早く行うことが重要です。
保険金は立ち直りの命綱
私は2011年の東日本大震災時に宮城県仙台市で被災しましたが、自分自身や家族の被害は軽微で沿岸部の津波被災地に通い被災者のサポートに努めていました。 さまざまな被災者の被害実態を知るにつれ、被災者が家族の命・住まい・仕事(生きがい)・お金これら4つのほとんどを失うと、立ち直りがとても難しくなると感じました。予期せぬ自然災害で失われた家族の命や住まいは元に戻せません。 せめてお金だけでも残して、生活再建のきっかけになるように火災保険・地震保険への加入の大切さを痛感しました。
悲しみの中でも保険金の請求は速やかに
災害発生直後は、被災したショックで何も手につかない場合はもちろん、行方不明の家族の捜索、がれきでいっぱいの自宅の片づけ、水や食糧の確保など目の前のことで精いっぱいになります。 しかし、火災保険・地震保険に加入しているならすぐに保険金の請求を行うことがとても大切です。東日本大震災時はそもそも電話がつながらない状況が何日も続きましたが、電話がつながるのであればすぐに事故の報告・保険金の請求を保険会社にすべきです。 きちんとした保険会社なら被災状況の記録のために、自宅を片づけたり壁の汚れを掃除したりする前に写真を撮って記録を残すようにアドバイスをしてくれます。 被災者から事故の報告・保険金の請求があれば、保険会社は実際の被害状況の確認・調査のための手配を行います。保険会社もスムーズに保険金を支払うために早く手配をしようとしますが、調査のための人員には限りがあります。請求が後になればなるほど、被害状況の確認を行う順番が後になり、保険金の支払いが遅くなってしまいます。 災害の規模によっては、請求自体は早く行っても、被災地まで行く道路が復旧していないため、道路が復旧している地域を優先して調査が後回しになるようなこともあり得ますが、まず速やかに請求をすることで少しでも保険金の支払いが早くなります。
からの記事と詳細 ( 自然災害の被災時には、復旧への行動を早く(ファイナンシャルフィールド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
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