テレビ静岡
26人が死亡した静岡県熱海市の土石流災害から、3日で4カ月です。遺族や被災者が犠牲者の冥福を祈り、黙とうを捧げました。 被害者の会・太田滋副会長 「太田和子さんがまだ行方不明で見つかっていない。早くご家族のところに戻られるといいなと思っています」 行方の分からない太田和子さんの捜索は、3日も警察によって行われました。 発生から4カ月となり、住民説明会や意向調査など復興に向けた市の動きも本格化しています。 太田滋さんは家に土砂が入り込んで全壊と判定されましたが、荷物を出すこともまだできていません。 太田滋さん 「うちはそこに畑があったのですが、立ち入り禁止で1回も入っていない。もう１カ所大きい畑があるのですが、６月末から行ってなくてどういう状況か分からない。安全に住めるには、いつまでにこういう風にと、ある程度の工程表みたいなものを（市が）示してくれると、もう少し考えやすくなる」 被災者からは「地域の声を聞いてもらいたい」との意見も聞かれ、被災者との思いの共有が伊豆山の再生に向けた市の課題となりそうです。
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