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去年の7月豪雨で被災した人吉・球磨地域の復興を応援するバスツアーが10月、企画・実施されました。
被災地を訪ね被災者の思いに触れる日帰りの旅、今井さんも参加しました。
【10月24日熊本駅・今井先生】
「ニュースでコメントするにあたって現地を見て初めて心のこもったコメントが
できると思うので、これまで行けていなかったのでこれを機会に今の状況を見て応援したいなと」
10月、熊本市の旅行会社が企画した日帰りのバスツアー『熊本豪雨水害復興応援
人吉・球磨への旅』。
被災地を訪ね、思いを寄せようという旅に県内から24人のツアー客が参加しました。
【旅の喜び・宮川和夫社長】
「風化させないでいつも隣にいるんだよという気持ちを伝えたいなと思って人吉に
行きたいなと思っています」
一行がまず降り立ったのは製造設備に甚大な被害を受けた酒蔵『大和一酒造元』。
社長の下田文仁さんが語り部となり、大水が押し寄せたその場所であの日の記憶に耳を傾けます。
【下田文仁さん語り】
「このタンクが流れていった~」
生業を失いかけたけれど、生きていてよかった。直接触れる下田さんの声から今を懸命に生きる力を感じます。
【今井さんと下田社長出会う】
今井「今日の話に笑顔があった私が元気をもらった」下田「なんでこんなに泣くんだろうとテレビカメラが来るとフラッシュバックして思い出して涙が出てきてたけど今こうやってカメラを向けられてもそんなことはない。今やるべきことを前に進める気持ちになって、次のステップになっている」
買って、呑んで応援する。生業を取り戻す話を聞いたからこそ、ついつい、お土産も増えるもの。
ツアーには、地域限定クーポン2000円分もつきます。浸水した球磨焼酎専門店にも立ち寄り試飲を楽しみながら復興を応援しようという旅です。
【鳥越商店・鳥越英夫さん】
「こういう形で来て頂いて経済活動が再開しているのでお金を落として頂くのはありがたい」
ツアーのランチは、球磨川のほとりにある田舎料理のレストランです。
被災したひまわり亭の代表、本田節さんは、発災直後から炊き出しを始め、今も仮設住宅の被災者に温かい料理を届ける活動を続けています。
【本田 節さん説明】
「10月のおくんちのおもてなし料理ですね」
人吉に伝わる郷土料理を味わい、次に起きる災害への備えとなる教訓に耳を傾けます。
【本田 節さん】
「集落丸ごと壊滅だったのに死者が一人も出なかったのは日ごろの地域のコミュニティがあったということ向こう三軒両隣のみなさんと繋がっていくことがいざというときに助けられる」
あの日、球磨川から八代海に流れたキジ馬に見送られ、一行は国宝・青井阿蘇神社へと向かいます。
復興の現在地、そしてふるさとの未来。宮司の福川さんが語り部です。
【福川義文 宮司】
「きれいになるだけではなくて風情を残した人吉らしい街づくりを展開していかないとこうやって訪ねていたただくのが今の人吉にとって元気づけられること」
被災地を訪ね、被災者の思いに触れる。次に訪ねる時には、街並みはどう変わっているのか?心を寄せ続けるきっかけを小さな旅が与えてくれます。
からの記事と詳細 ( 被災者の思いに触れる日帰りの旅(熊本) - www.fnn.jp )
https://www.fnn.jp/articles/-/264313
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