盛岡市は東日本大震災後に同市へ転居した被災者を対象とした暮らしのアンケートの本年度結果をまとめた。震災１０年が経過し、みなし仮設住宅が解消するなど住まいの再建は前進したものの、困り事を抱える世帯は約半数に上り、新型コロナウイルス感染症の影響も浮かび上がっている。
アンケートは１０、１１月に郵送で行い２５１世帯が回答。
暮らしについて「大変困っている」「やや困っている」を合わせると４６・１％（同１・０ポイント減）と４割を超え、具体的な困り事や心配事（複数回答）には「心身の健康」「生活費その他お金」「医療費や介護費の自己負担免除の終了」が上位を占めた。
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