東日本大震災を経験した1人の女性がつづった10年間の育児日記を通して、震災や被災者の思いなどについて考えてもらおうという巡回展が神戸市で始まりました。
この巡回展は、阪神・淡路大震災からまもなく27年となるのを前に、災害や個人の暮らしなど、幅広い出来事の写真や日記の展示に取り組んでいる松本篤さんが企画しました。
会場では、2011年3月11日に発生した東日本大震災の際、仙台市で被災した1人の女性が前の年の6月11日に長女を出産したことを契機に、10年間にわたって記した日記の中から、毎月11日のことばや当時を振り返っての思いなどが展示・紹介されています。
このうち、「わたしは思い出す、14時7分を」ということばは、女性が震災が発生する直前に、津波で被害を受けた宮城県名取市でおむつを買っていた時のことを記した日記の一部で、「買い物を続けていたら津波に遭っていたと思う」などと振り返っています。
主催した松本さんは「阪神・淡路大震災を知らない世代も多いと思いますが、展示された日記を通して、震災を経験した人がどう生きてきたかなど、それぞれ考えてみてほしい」と話していました。
巡回展は神戸市中央区の「デザイン・クリエイティブセンター神戸」で、阪神・淡路大震災から27年となる来月17日まで開かれています。
からの記事と詳細 ( 東日本大震災の被災者の育児日記で震災考える 神戸市で巡回展|NHK 関西のニュース - nhk.or.jp )
https://ift.tt/3dlzKMO
No comments:
Post a Comment