阪神・淡路大震災の後に生まれ、震災を語り継ぐ活動に取り組む若い人たちが神戸市の高校で講演会を行い、日頃からの備えが大事だと呼びかけました。
講演会は、震災後に生まれた高校生や大学生などおよそ30人でつくる団体、「1.17希望の架け橋」が神戸市の須磨友が丘高校で開きました。
団体は震災の記憶や教訓を残そうと去年から語り部の活動を行っていて、20日はメンバー3人がこれまでに聞いた被災者の体験談を2年生およそ230人に話しました。
メンバーの1人は、自分の祖母から、震災直後、ガラスの破片が飛び散る室内で家族を探すのに懐中電灯が役に立ったことや救助活動で住民が助け合うにはふだんの近所づきあいが大切だという話を聞かされたということで、日頃からの備えが大事だと呼びかけました。
講演のあと、生徒たちは神戸市で来月17日に開かれる震災のつどいで使う紙灯籠をつくり、「助け合い」や「支え合う」など言葉を書き込んでいました。
講演を聞いた生徒は「私もしっかり備えたいと思います」と話していました。
団体の藤原祐弥代表は「震災を風化させないために、経験していない自分たちがもっと下の世代の人たちに、体験談をつないでいきたいと思います」と話していました。
からの記事と詳細 ( 神戸市の高校で若者が被災者から聞いた体験談を生徒に語り継ぐ|NHK 兵庫県のニュース - nhk.or.jp )
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