東京電力福島第1原発事故で自然豊かな地域での生活を奪われたとして、旧緊急時避難準備区域の福島県田村市都路地区の住民ら545人が、国と東電に計約60億円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、福島地裁郡山支部(本村洋平裁判長)は2日、東電に賠償を命じた。国への訴えは退けた。
訴状によると、原告側は山菜採りなどの楽しみや住民同士のつながりが失われ、精神的損害を受けたと主張。これまでの東電の慰謝料では不十分として1人当たり1100万円を請求した。
東電は同区域の住民に月額10万円の慰謝料を支払っていたが、12年8月で打ち切った。
関連キーワード
おすすめ情報
からの記事と詳細 ( 原発被災者訴訟、東電に賠償命令 国の責任は認めず、福島地裁支部 - 東京新聞 )
https://ift.tt/QLMvEf7
No comments:
Post a Comment