赤十字飛行隊熊本支隊とNTTドコモ九州支社は20日、大規模災害時の被災者支援や通信確保などで連携すると発表した。具体的には災害時の物資運搬や被災状況の確認、衛星電話など通信手段の貸し出しなどで協力する。九州では近年、地震や豪雨といった大規模災害が相次ぎ発生している。連携を通じ、被災者を支援する。
20日に熊本市内で協定締結式を開いた。熊本支隊はこれまで様々な災害現場で物資輸送などの活動をしてきた。2016年の熊本地震では通信の確保に苦労したことから、ドコモに連携を打診した。同社から衛星電話を貸与してもらい、通信体制を強化する。
ドコモも災害発生時、通信の復旧が急務となる。道路の寸断などで現地まで行けない場合がある。飛行隊の協力を得て可搬型の基地局を空輸するなどして、被災地を支援する。
赤十字飛行隊は航空機を使って日本赤十字社の災害救護などを支援することを目的に、1963年に発足した。現在は個人や航空機関連企業などが参加して全国に支隊があり、必要に応じて固定翼機やヘリコプターが出動する。同飛行隊が今回のような協定を結ぶのは全国で初めてだという。
からの記事と詳細 ( 赤十字飛行隊熊本支隊とドコモ、被災者支援で連携 - 日本経済新聞 )
https://ift.tt/2MwhRGe
No comments:
Post a Comment