2022年08月05日06時37分
【カイロ時事】レバノンの首都ベイルートで200人以上が死亡した大爆発から2年を迎えた4日、被害の爪痕を残す穀物サイロの一部が倒壊した。この日は爆発の原因究明をめぐり政府に抗議する遺族らのデモが行われており、参加者からは、「トラウマがよみがえる」と悲痛な声が漏れた。AFP通信が伝えた。
サイロは、遺族らが遺構としての保全を求めていたという。だが、残された穀物が発酵し火災が発生。7月31日にも一部が崩れていた。
抗議デモに参加していた女性は、AFPに対し「2年後に、ほぼ同じ場所から同じ光景を見ている」と涙をこらえながら話した。
爆発では6500人以上が負傷し、推計約30万人が家を失った。政治腐敗が叫ばれるレバノンでは捜査が難航。国連のグテレス事務総長はツイッターで「正義不在の2年間だ」と非難し、「公平で徹底的、透明性のある捜査」を訴えた。
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