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Thursday, September 15, 2022

西南戦争の被災者救援や旧県立興業館の建設費寄付 138年前に内務省授与の金杯 本願寺鹿児島別院が初公開 太平洋戦争の空襲による寺全焼乗り越え | 鹿児島のニュース - 南日本新聞

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初公開された金杯=鹿児島市東千石町の本願寺鹿児島別院

初公開された金杯=鹿児島市東千石町の本願寺鹿児島別院

 鹿児島市東千石町の本願寺鹿児島別院で、禁教とされていた浄土真宗の信仰が認められたことを記念する法要があり、1884(明治17)年に内務省から本願寺宗主に贈られた金杯が初公開された。参拝者は手を合わせたり、写真を撮ったりしながら観賞した。

 別院によると、本願寺は西南戦争終結後、数年にわたり県に被災者救援などの寄付をした。旧県立興業館(県立博物館考古資料館、城山1丁目)の建設費として現在の約1億円に当たる1万5000円を寄付。功労に対して金杯が授与された。

 桐(きり)紋が刻まれた大中小の3枚組みで、普段は金庫で保管。日置市の光林寺住職林光信さん(66)が5日「旧県立興業館とさつま開教」をテーマに法話するのに合わせ、「せっかくの機会だから」と公開を決めた。

 同市から訪れた松元彰信さん(78)は「歴史を象徴するもので、とても珍しい」と感心した様子。別院の千羽顕信教化部長は「空襲によるお寺の全焼を乗り越え残ったとても貴重なもの。大切にしていきたい」と力を込めた。

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