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Wednesday, September 7, 2022

土石流災害 熱海市長選の2候補が告示前に討論 新人「被災者寄り添う」 現職「ハード面に着手」 - 東京新聞

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8月26日、公開討論会に臨んだ泉明寺みずほさん(左)と斉藤栄さん(右)=熱海市で

8月26日、公開討論会に臨んだ泉明寺みずほさん(左)と斉藤栄さん(右)=熱海市で

 舌戦が続く静岡県熱海市長選(十一日投開票)。新人で元市議の泉明寺みずほさん(51)と現職で五選を目指す斉藤栄さん(59)の二人が実際に顔を合わせて意見を交わした「唯一の機会」が、告示前の八月二十六日に行われた公開討論会だった。土石流災害、観光政策などの重要テーマに沿って、二人が主張を展開した。(向川原悠吾)

 土石流災害では泉明寺さんは、市長が被災地を訪れる視察の重要性を説き「被災者に寄り添う姿勢が大事」と強調。災害時に避難指示を発令する判断基準などについても整備するとした。斉藤さんは被災者向けのコミュニティセンターの整備や、生活支援の相談対応などを進めていく考えを示した。「住民の声を聞きハード面からまずは着手していきたい」と語った。

 市内の経済を支える観光分野の政策について、泉明寺さんは住民生活に影響が及ぶ「観光公害」に取り組む方針を説明。渋滞解消やごみの処分、不動産価格の高騰に対処していく考えで、斉藤さんは頭打ちとなっている観光客数の上積みを目指し、平日に空室となっている宿泊施設を活用し企業の研修などを誘致する考えを明かした。

 現市政について、泉明寺さんは「現職が初めて選挙に出た際、対抗馬の多選を批判したのに、五期目に挑戦しているのは残念。トップが代わり飛躍する組織にすべきだ」とすれば、斉藤さんは「土石流の復興は自分の責務。終わりが見えないコロナ対応や、宿泊税の導入なども取り組んでいかなければ」と語った。

 熱海青年会議所が主催。ほかにも医療福祉、教育などをテーマに二人が語った。ユーチューブで配信している。

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