ロシアによるウクライナ侵攻の長期化が、チェルノブイリ原発事故の被災者の生活も脅かしている。甲状腺薬の入手が困難となって健康状態が悪化する人が相次ぎ、現地で子どもたちを集めて毎夏続けてきた保養活動も戦闘の激化によって実施できなくなった。日本から被災者を支援している市民団体「チェルノブイリ子ども基金」(練馬区)は「原発事故と戦争で二重の被害に苦しむ人々の現状を知ってほしい」と訴えている。【千葉紀和】
「毎日、私たちの小さな町に若者たちの遺体が埋葬のために運ばれています。ひどいことです。終わりのない悪夢です」
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