一連の熊本地震から7年となり、大きな被害が出た益城町で15日、地震から3か月後に地元の人たちが未来の自分にあてたメッセージ入りのタイムカプセルを開封しました。
地震から7年となるのに合わせ、益城町の町民向けの施設に地元の人たちおよそ15人が集まり、地震から3か月後の2016年7月、地域の夏祭りで自分たちが未来の自分にメッセージをつづる様子を映したビデオが上映されました。
祭りを企画した1人で自宅が全壊する被害を受けた井石万理さん(43)は、近所に地震の爪痕が残るなか、子どもたちがイベントがなくなることに不安を感じていたことを知り、町内で支援にあたっていた大手航空会社などの協力を得て、祭りを実現したということです。
メッセージはタイムカプセルに入れられ、当初、地震から5年後に開封する予定でしたが、新型コロナの影響で延期されていました。
そして、15日、施設の植え込みに埋められたタイムカプセルが7年ぶりに掘り起こされ、みんなで開封しました。
参加した大森瑛玄さん(15)は「きょうりゅうのほねをはっくつする人になれますように」と未来の自分にあてていました。
メッセージを手に大森さんは「7年間、思ったより早かったです。今は一般企業に就職したいと思っているので、なつかしく感じます」と振り返りました。
※タカ木一誉くん(10)は「新しいおうちがほしい」とメッセージを書き、今は新しい家に住んでいるということで、「なつかしいです」と話していました。
祭りを企画した井石さんは「輝いていますか」とつづり、「自宅も再建できるか分からないなか、『輝いていてほしい』という願いを込めて書きました。いまは再建し、地元で働いて、地域の人たちに支えられているので、あのとき頑張ってよかったなという気持ちです」と笑顔で話していました。
※タカは、はしごタカ
からの記事と詳細 ( 熊本地震から7年 被災者らがタイムカプセル開封 益城町|NHK 熊本県のニュース - nhk.or.jp )
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