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Thursday, May 11, 2023

神戸のボランティアが石川・珠洲市の被災地へ ニーズ調査や被災者支援など - 産経ニュース

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災害ボランティア号に支援物資を積み込む青井介さん(左)と山本吉大さん=神戸市中央区

石川県珠洲(すず)市で震度6強を観測した地震を受け、阪神淡路大震災の被災地となった神戸を拠点とする2団体が被災地支援のため現地入りした。特別仕様のキャンピングカーで市内を回り、被災者の手助けをしたり、支援のニーズ調査を行ったりと幅広い活動を展開した。

被災地入りしたのは、「全国災害ボランティア支援機構」(神戸市西区)の高橋守雄代表理事(74)と一般財団法人「大吉財団」(同市中央区)の青井介事務局長(40)ら4人。同財団が所有する災害ボランティア号は、シャワーやキッチンのほか、太陽光発電設備も備えており、現地のインフラに頼らずに支援できる仕様になっている。車内には、休憩室もあり被災者も休める。

高橋さんらは10日夕に現地入りし、さっそく活動を開始。寄付で集まった支援金100万円を受け取った珠洲市社会福祉協議会の表啓一会長は「本当にありがたい。有効に活用します」と喜んだ。

11日は、地元団体とともにボランティア受け入れ態勢を整える作業をしたほか、活動に向かう約30人のボランティアらにはペットボトルのお茶を配布。さらに被災地をめぐって被害状況を確認したり、被災者らを見舞って必要な支援の聞き取り調査を行ったり、と精力的に活動した。

同市では、現在も余震が続き、先週末の大雨の影響もあって復旧作業は難航している。ボランティアらは、破損した家屋の修理やがれきの処理などを行い、少しでも早く元通りにという思いを胸に被災者に寄り添った支援を続けている。

長年、支援活動を行う高橋さんは「一日でも早く復興できるよう、ニーズを集めて被災者の方に寄り添った支援を行いたい」。今回隊長を務める青井さんは「阪神淡路大震災の恩返しをしたいという気持ち。少しでも力になれたら」と語った。

同財団の災害ボランティア号は昨年8月、東北・北陸の豪雨被災地や、令和3年7月に土石流災害が起きた静岡県熱海市などにも駆け付け被災者支援を行っている。財団理事長を務める山本吉大(よしひろ)さん(52)は「必要とされる支援を素早く届けたい」と話した。(安田麻姫)

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