７月の記録的な大雨によって各地で住宅の浸水被害などが確認されている中、島根県は被災者支援などにかかる費用を盛り込んだ１億７０００万円余りの補正予算を議会の承認がいらない専決処分で決定しました。
７月８日からの記録的な大雨で、▼出雲市で１人が死亡したほか、▼県内８つの市と町で住宅の床下浸水があわせて７５件、床上浸水が８件確認されるなどの被害が出ています。
このため、県は７月２８日、被災者支援などを盛り込んだ一般会計の総額で１億７２４０万円余りの補正予算を議会の承認がいらない専決処分で決定しました。
このうち、▼出雲市にある平田高校の敷地内で崩れたのり面と、古代出雲歴史博物館で壊れた電気設備などの復旧工事にかかる費用として１億４９９９万円、▼被災した住宅の補修などにかかる費用として１２２０万円がそれぞれ計上されています。
このほか、道路や河川の復旧工事、それに農林水産関連の支援などにかかる費用は当初予算で対応したうえで、必要に応じて予算措置を検討していくということです。
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