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Saturday, December 2, 2023

記者コラム「清流」 被災後を支える存在|あなたの静岡新聞 - あなたの静岡新聞

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 浜松市内で建物被害を伴う土砂災害が多発し、2人が死傷した6月の豪雨災害から半年を迎えた。復旧や生活再建がどれほど進んだのか調べようと、準半壊の認定を受けた北区引佐町の女性宅に足を運んだ。
 被害を受けた寝室は畳を外してベニヤ板を貼っただけの状態。崩れた斜面も私有地のため、被災翌日にブルーシートが掛けられてから手つかずのままだった。再崩落の危険と隣り合わせで生活を続けていた事実に言葉を失った。
 女性は不安や悩みを吐露しつつも、災害ボランティアへの感謝の言葉を繰り返した。ボランティア団体や地元学生、建設業者などの協力で流入した土砂は迅速に撤去できたという。スマホケースに名刺を入れて肌身離さず持ち歩くなど、ボランティアの存在が女性の心の支えになっていた。
(細江支局・大石真聖)

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