自宅への一時帰宅などで能登半島地震の被災者が利用する日帰りの無料バスが、きょう運行されました。一方、藤井聡太八冠が金沢で臨む、棋王戦の第2局では被災者の思いがつまった将棋盤と駒が使われています。
被災地への無料バスは石川県小松市と加賀市を朝出発し、珠洲市や輪島市などに向かいました。
旅館やホテルへの避難が始まって1か月余りが経ちますが、きょうは108人が利用しました。バスは、珠洲市に昼前に到着しました。
佐野蔀さん
「家が1回どうなっとるか見に行こうと思って」
佐野蔀さん、86歳。2週間ぶりに妻と2人で暮らす自宅に帰りました。心配だったと話す納屋も変わった様子はありませんでした。
佐野蔀さん
「来てみたら安心した。やっぱり、うちが1番いいわいね」
加賀市の旅館に戻る夕方のバスに乗るまでの間、妻の節子さん(84)とのんびり過ごしました。
佐野さんの妻 節子さん
「安心するわ、何となくここに寝まりゃ」
一方、金沢市では、将棋の棋王戦5番勝負の第2局が午前9時から始まり、初防衛がかかる藤井聡太八冠(21)に、同じ21歳の伊藤匠七段が挑んでいます。
将棋盤と駒は、能登半島地震で妻を亡くした珠洲市の塩井一仁さんが提供しました。
塩井一仁さん(検分 きのう)
「震災の倒壊家屋の下から探し出されたもの」
勝敗は今夜決まる見込みです。
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