天皇皇后両陛下は、石川県穴水町の商店街で町長から説明を受けた際、近くの美容室から見ていた住民に気づいて歩み寄り、ことばをかけられました。
店内にいた小林由紀子さんによりますと、両陛下は美容室の入り口から「大丈夫でしたか」とか「いつからお店をされているのですか」などと尋ねられたということです。
そして、店主の女性が「2月1日に水が通るようになり再開しました」と答えると、おふたりは「それは大変でしたね。お体を大事にされてください」と話されたということです。
小林さんが夫と営んでいた衣料品店は地震で全壊していて、12日は、向かいにある美容室から近所の人などとともに窓越しに手を振っていたところ、両陛下が歩み寄って来られたということです。
小林さんは「被災者のことを考えていただいていると思います。本当に大変な状況で、どうすれば元に戻るのかと思うような毎日ですが、両陛下の姿を見ることができて少し幸せな気持ちになりました。少しずつ前を向いていきたいです」と話していました。
(※小林さんの衣料品店の記事はこちらです)
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