台風15号をきっかけに、絵画や古文書が相次いで寄せられている館山市立博物館=館山市館山で |
昨年九月の台風15号で多くの民家が被災して以降、それまで民家にあった絵画や古文書の管理に困り、館山市立博物館(同市館山)に預けるケースが相次いでいる。所有者の高齢化が要因になっている事例もあり、歴史的史料を個人が守り続ける難しさが浮き彫りとなった。 (山田雄一郎)
「台風をきっかけに、どれくらいの史料がここに寄せられたか、正確な数は把握していない。古文書の数だけでも相当なもの」と話すのは、同博物館主任学芸員の岡田晃司さん。寄せられた史料は四百点以上とみられ、博物館地下の荷解室(にときしつ)で保管されている。南房総有数の収蔵庫として知られ、これまでも随時、史料の寄託相談に応じていた。
今回、台風被害を理由に寄せられた事例では、日本画家岩崎巴人(はじん)氏(一九一七〜二〇一〇年)の作品がある。東京出身の岩崎氏は館山市西岬に移住し、一九八七年からNHK教育テレビ「水墨画入門」で講師を務め、九九年に館山市名誉市民となった。過去、多数の絵画を市に寄贈している。
岡田さんによると、死後無人状態だった岩崎氏の自宅を台風15号が襲い、室内にあった絵の一部が水にぬれ、カビが生える被害に見舞われた。岩崎氏の親戚から、高齢化を理由に「業者に頼むと費用がかかる。博物館で引き取ってくれないか」と打診を受けたという。受け取った絵画は約百点に及び、このまま博物館に寄付される見通しだ。
南房総市和田町の古刹正文寺(こさつしょうぶんじ)は、台風で仏堂が被災し、現在も再建途上。堂内に飾ってあった狩野派絵師川名楽山(一八三二〜九二年)の「日蓮鎌倉帰着之図」(八八年)を同博物館で保管してもらっている。同寺は「台風の後片付けが済むまで預かってもらえれば」としている。
戦国時代から大正時代にかけての古文書も寄せられた。南房総市の旧家にあったものだが、今は人が住んでおらず、関係者から「史料を寄贈したい」と相談があった。古い木箱が届き、戦国武将の里見氏が部下に所領を安堵(あんど)した古文書や、江戸時代の領主が記した年貢の受取状、明治時代に住民の葬儀で作成した香奠(こうでん)状などが納められていた。
岡田さんは「いずれは収蔵史料を一覧化、目録化したい」とした上で「災害があろうとなかろうと、身近なところに古い物がたくさんあることに気づいてほしい。どこの家にも歴史はあるわけですから」と呼び掛けている。
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February 01, 2020 at 05:36AM
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絵画や古文書など400点以上 台風15号以降、館山の博物館に被災者ら託す:千葉(TOKYO Web) - 東京新聞
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