災害とコロナ：／下 被災者の孤立化どう防ぐ 屋外でサロン、笑顔戻る 見守り活動、徐々に再開 ／長野 - 毎日新聞

　「久しぶりに会って、おしゃべりできてうれしいね」

　１日午前、建設型仮設住宅が建ち並ぶ「昭和の森公園」（長野市上野２）。日が陰り風が心地よい中、丸椅子に座っていた秋山うめ子さん（６８）がほおを緩めた。この日から、同市の「生活支援・地域ささえあいセンター」が、高齢者の孤立化を防ぐためのサロン「えんがわ日」を本格的に始めた。新型コロナウイルスの感染防止のため屋外で開き、集まった被災者５人が話に花を咲かせていた。

　秋山さんは豊野地区の２階建て自宅が床上１・３メートルの浸水被害にあった。現在、夫と仮設住宅で生活を続けるが、新型コロナが流行しているため外出は週２回の買い物だけ。「仮設住宅は狭くて、運動不足になって腰も痛めてね。整骨院に通っていたけど、行くのを控えているんだよ」

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June 05, 2020 at 09:19AM
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