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Sunday, August 2, 2020

宿泊施設の無料開放、被災者の利用進まず(写真=共同) - 日本経済新聞

九州を襲った豪雨で被災した熊本、大分、福岡の3県では7月末時点で約1600人が避難所生活を送っている。

球磨川沿いの住宅地に残るがれきの山(1日、熊本県球磨村)=共同

球磨川沿いの住宅地に残るがれきの山(1日、熊本県球磨村)=共同

新型コロナの感染拡大を防ぐため、避難者が最も多い熊本県は、高齢者や障害者などを対象に無料で利用できる宿泊施設を約1900人分確保した。だが、7月28日時点で宿泊施設を利用した避難者は19世帯39人にとどまる。

地元のホテルや旅館は浸水被害などに遭い、部屋を提供するホテルや旅館の多くは被災地から離れている。同県の担当者は「避難所での密集を避けるためにも利用してほしい」と呼びかけるが、地元を離れると自宅の片付けに支障が出ることなどが利用低迷の要因になっているとみられる。

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