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Monday, July 5, 2021

「やっとゆっくり休める」ホテルが避難所に、被災者一息 - 朝日新聞デジタル

taritkar.blogspot.com

 熱海市は、市内10カ所に分散していた避難所をホテル2軒に集約した。

 大学4年生の横田さくらさん(21)は、母(51)とともに市中心部の熱海ニューフジヤホテルに移った。「ふかふかの布団で体を伸ばすことができホッとした。やっと気持ちに余裕ができました」

 和室の客室は2人分の布団を敷いてもゆったりできる広さ。2日ぶりにシャワーを浴びると泥が落ちてきた。携帯を充電し、友人の安否をLINE(ライン)で確認して「こっちは大丈夫」と声を掛け合った。

 中学校の体育館に避難していた鈴木敏男さん(72)は妻とホテルへ。「体育館では板張りの上に毛布1枚だけで、全然眠れなかった。やっとゆっくり休めます」と顔をほころばせた。3人部屋に4人で入った小林直美さん(52)は5日朝、「お風呂に入って、眠れただけでありがたい」と喜んだ。別の女性(53)は同居する父親(80)と避難した。「個室になったので、新型コロナウイルス感染対策も安心」と話した。

 ホテルは土石流の発生で臨時休館を決めていたが、市の要請で避難者の受け入れを決めたという。350の客室と、大浴場やレストラン会場を備える。避難者約500人を受け入れ、5日夜からはビュッフェ形式の食事を用意する。

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