「被災した時に『このおにぎりを食べられて良かった』と思ってもらえるかどうかが大事」と話すのは田中義尚社長(73)。調剤薬局で使われる医薬品分包機などの設計・製造とともに、「備蓄用防災食」として常温で五年間保存できるおにぎりを販売している。
三月、震度6強が襲った福島県南相馬市の男性から電話があった。同社のおにぎりが避難所で配られたらしい。「暗くて、おにぎりの包装フィルムが開けにくかった」。その訴えに「被災者への思いが足りなかった」と自戒する。
水や火は不要。塩味のほかに五目、シソなどを追加、アレルゲンフリーも目指す。「味も見た目ももっと良くしたい。まだやることがいっぱいある」と語る。
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