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Sunday, April 9, 2023

「助けを」とシリア被災者 - カナロコ by 神奈川新聞

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 シリア北西部イドリブ県で、悪天候による被害を受けた大地震の被災者用テント=3月29日(ゲッティ=共同)

 【カイロ共同】シリアは2011年から内戦が続き、2月の大地震は長引く人道危機に拍車をかけている。6日で地震から2カ月。「状況は厳しくなるばかりだ」「助けが本当に必要」。内戦で分断したアサド政権地域、反体制派地域双方の被災者が、オンラインなどの取材に苦境を訴えた。

 シリア北部の被災地は3月後半、悪天候に見舞われた。反体制派地域の北西部イドリブ県の無職ニムルさん(48)は「多くの被災者が嵐で避難用のテントを失った」と話した。

 国際支援は行き届かず、衛生環境の悪化で病気も増えているという。イスラム教のラマダン(断食月)中だが、「食べるものがなくて断食している人もいる」と嘆いた。

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