関西学院大学(西宮市)の金菱(かねびし)清・社会学部教授(災害社会学)とゼミ生9人が「災害の記憶を解きほぐす 阪神・淡路大震災28年の問い」(新曜社、税別2400円)を出版した。ゼミ生は震災後生まれで当時の出来事や思いを聞き取りするなどしてまとめた。【稲垣淳】
編者の金菱教授は大阪出身で震災が起きた1995年に関学大に入学。入試は震災発生から間もない2月1日で試験中も余震があったという。東日本大震災当時は東北学院大学(仙台市)に勤め、これまで東日本大震災についてのゼミ生の研究成果を5冊、編者として出版。2020年4月に関学大に教授で戻り、初めて阪神大震災をテーマにした。
今回の書籍は「愛娘の遺骨を抱いて、夢がつなぐ絆」「大きな出来事の風化と小さな記憶の発見」など9章。3月に卒業したゼミ生が2年生の秋から準備を始めて各1章を書いた。
からの記事と詳細 ( 阪神大震災後に生まれて 関学大教授とゼミ生 被災者取材し本 一人一人 ... - 毎日新聞 )
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