東日本大震災・原子力災害伝承館の企画展「人が語る原子力災害」は23日、福島県双葉町の館内で始まった。震災と東京電力福島第1原発事故を経験した被災者の体験や心情が分かる展示を通し、複合災害が発生した当時の状況を伝えている。来年3月25日まで。
被災者11人にインタビューし、それぞれの体験を動画や写真にまとめた。避難生活の状況や気持ちを「語りパネル」として詳しく紹介している。来年1月22日までの会期前半は11人のうち、5人の体験をまとめた展示物がそろう。大熊町の渡辺昌子さんは避難生活で支援物資を受けた際の心境を「避難者であることを突きつけられたような感覚」と振り返っている。
会期後半(来年1月24日~3月25日)は俳優の富田望生(みう)さん(いわき市出身)や、横田龍儀さん(川内村出身)ら6人の証言を扱う。
開館時間は午前9時から午後5時(最終入館午後4時30分)まで。入館料は大人600円、小中高生300円。火曜日、年末年始(12月29日~1月3日)は休館。来年2月19日~同22日は臨時休館。
来年3月2日午後1時30分から午後3時まで、伝承館周辺を巡るバスツアーを催す。申し込み、問い合わせは伝承館へ。
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