2020年熊本豪雨で被災した人吉市で初となる災害公営住宅(復興住宅)が10日、人吉市相良町に完成した。
鉄筋コンクリート5階建て1棟、6階建て2棟の計120戸(1LDK55戸、2LDK60戸、3LDK5戸)で、市が整備した。総事業費は25億7953万円。建設地は熊本豪雨で1メートルほど浸水したため、同程度の高さを盛り土し、3階に一時避難所となる集会所を設けた。
現地であった落成式で松岡隼人市長は「災害に強い安全安心の拠点となる施設。新たなコミュニティーとして、にぎわいが生まれることにも期待したい」とあいさつした。家族4人で入居する男性(43)は「災害にも強い復興住宅に住めるのを楽しみにしている。豪雨の時は助けてもらったので、今度災害があれば助ける側に回りたい」と話した。
市はこのほか、中心市街地の大工町と九日町に復興住宅計2棟の整備や、県が整備した木造仮設住宅を市営住宅に改修する事業を進めている。(川野千尋)
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