能登半島地震の被災者の受け入れが東京都営住宅で始まっている。入居した夫婦が16日、報道陣の取材に応じ、「これからどうなるのか毎日不安だが、助けてもらって生活ができてありがたい」と話した。
石川県七尾市の奥井俊文さん(67)、真理子さん(67)は、海に近い木造住宅に2人で暮らしていた。1日の震度6強の地震で自宅は傾いた。「横揺れが激しく、ギシギシと長時間すごい音が響いた」と俊文さん。断水や液状化が発生し、透析治療も必要なことから、夫婦は金沢、名古屋へと避難した後、首都圏に住む長女を頼って13日に都営住宅に入居した。
俊文さんは「怖くて戻りたくない」。今後の罹災(りさい)証明で住宅の損壊状況がどう判断されるかが心配という。真理子さんは「大変な人がまだたくさんいる。命があるだけ恵まれている。一日も早い復興を願っている」と話した。
都は、継続して住むことが難しくなった原則半壊以上の被災者を対象に、都営住宅100戸程度を無償で用意するとしている。使用料や敷金、駐車場費を免除し、部屋にはガスコンロや冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビ、布団などを調える。光熱費や引っ越し費用は自己負担。15日現在で128件の問い合わせがあり、50件を受け付け、7世帯が入居した。(張春穎)
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