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Thursday, April 18, 2024

頻繁に被災地入りの野口健氏、能登復興遅れ激白 感じない「オール・ジャパン」の雰囲気、被災者にも「見捨てられた ... - ZAKZAK

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野口氏は、被災地・珠洲市などの現状を説明した(野口氏のXから)

28日投開票の衆院3補選(東京15区、島根1区、長崎3区)は、岸田文雄政権に有権者が審判を下す機会となる。「政治とカネ」や経済、外交政策に加え、災害対策も見逃せない。17日に愛媛県と高知県で震度6弱を観測する地震があった。元日に発生した能登半島地震では、ボランティアとして被災地入りを重ねているアルピニストの野口健氏は「復興の遅れ」や「東京と現地の温度差」を指摘する。元内閣参事官で嘉悦大教授の高橋洋一氏は、復旧・復興に補正予算ではなく予備費が使われていることや、財務省の審議会が「コスト」の観点を持ち出していることに疑問を呈する。

今月、1カ月ぶりに石川県珠洲(すず)市に入った。冬場に比べ、国道はじめ道路はがれきが取り除かれてきれいになったが、車中からの景色は変わっていない。

特に珠洲市や、輪島市の一部は家屋が崩れたままで「公費解体」が進んでいない。

僕らは七尾市で、部分的にダメージがある家から、壊れた家具を「災害ゴミ」として運び出して解体するボランティアをしている。だが、「全壊」になるとボランティアは手を出せない。

「罹災(りさい)証明」を出す場合、自治体が全壊か半壊かを判断するが、被災者と合意に至らないと解体もできない。高齢者の比率が高く、空き家ばかりで所有者の特定も難しいようだ。職員もマンパワー不足で調査も追い付かない。地元業者は懸命だが、順番待ちでなかなか進まない印象だ。

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