株式会社ナリス化粧品
ナリス化粧品と日本介護美容セラピスト協会による被災地支援。2012年から続く取り組み、今までに6,300名以上の被災者と交流。
株式会社ナリス化粧品(本社:大阪市福島区)は、2011年の東日本大震災以降、おもにハンドマッサージやメーキャップのサービス(化粧療法)による被災者へのボランティア活動「心人(こころびと)」を継続してきました。その後発生した熊本地震でもこの活動を実施しており、これまでに約150会場、6,300名※1を超える被災者とふれ合い、長引く避難所生活や生活に不安を抱える被災者の心に寄り添って来ました。この取り組みは、自治体や学校が行う防災訓練にも取り入れられるなど、公助から自助・共助にも広げられる取り組みとしてきました。今年1月1日に起きた能登半島地震においても、地震発生当初は飲料水などの支援などを行いましたが、避難所生活は長引いており、被災者の心の負担を少しでも和らげたいという当社と当社が設立した一般社団法人日本介護セラピスト協会の有志により、輪島市の協力を得て6月16日に実施することになりました。参加者は、北陸地域のナリス化粧品販売員とビューティタッチセラピストがハンドマッサージで被災者のケアに当たる予定です。
※1 発災直後の取り組みは、混乱時につき正確な開催場所・人数の把握を行えておらず、場所や人数については2012年以降のものです。
心人の活動がきっかけで設立した「日本介護美容セラピスト協会」は設立から今年で10年
当社は、多くの被災者との交流の中で、被災をしているときもどんなときも、人には自分らしくあることや、日常と変わらない生活ができることの重要性を学びました。発災直後は、身体の安全や衣食住が最も重要なことですが、時間が経つと、普段と変わらない生活が重要です。自分らしくあることの中には、身だしなみとして普段と同じようなスキンケアやメイクができることも含まれ、それができなくなることで人と顔を合わせたくなくなる人や、話や笑顔が減っていく人も多く存在しました。特に、高齢者など弱い立場の人が大きな影響を長く受けてしまう現実を目のあたりにし、そのような高齢者の生活の質を向上させるべく、「(一社)日本介護美容セラピスト協会」を2014年4月に設立し、触れることを重要視した「ビューティタッチセラピスト」を養成、認定する事業を行ってきました。10年の取り組みで、今年3月には全国に2,645名のセラピストを輩出。3月1日から発売している超高齢者用スキンケア「モモテ」の泡で出てくる化粧水は、高齢者の保湿ケアに使用できるだけではなく、コットンに出してふき取ることで、洗顔の代わりにもなるため水のない場所での洗顔も可能であり、被災地でのスキンケアにも役立つ設計です。
◆(一社)日本介護美容セラピスト協会
◆モモテ
心をほぐし、自然と会話が弾むハンドマッサージ
【開催予定概要】 日時:6月16日(日)11:00~15:30(開始・終了時間は当日の状況により変更になる可能性があります。)
場所:輪島中学校(輪島市河井町18部42-2)輪島高等学校(輪島市河井町11部39-1)
※2か所に分かれての実施となります。輪島中学校・輪島高等学校への直接の問い合わせは控えていただき、下記問い合わせまでご連絡ください。
なお、6月3日の地震の余震などの影響により、状況によって開催を取りやめることもあります。
内容:ハンドマッサージの無償提供
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