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Saturday, February 22, 2020

天皇陛下・60歳...「被災地に長く心寄せ」 即位後初の記者会見 - 福島民友

 天皇陛下は23日、60歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち、昨年5月の即位後初めて記者会見し「たくさんの方々から頂いた祝福の気持ちを糧に、常に国民を思い、国民に寄り添いながら、象徴としての責務を果たすべくなお一層努めてまいりたい」と決意を新たに示した。3月11日で丸9年となる東日本大震災と東京電力福島第1原発事故について「引き続き、被災者一人一人の声に耳を傾け、被災地に長く心を寄せていきたい」と思いを語った。

 陛下は住まいの赤坂御所で会見に臨まれた。震災と原発事故後、皇后雅子さまと共に本県など被災地をお見舞いし、復興状況の視察を重ねてきた体験に言及し「各地に甚大な被害を及ぼしたことは、今思い出しても胸が痛む」と述べた。

 その上で「家族など親しい方を亡くした方、生活環境が一変した方、家族や友達、地域の方々がばらばらになってしまった方がいると考えると、震災からの傷が完全に癒えてはいない」と強調。子どもたちの心のケアの重要性を挙げ、依然として被災地が課題を抱えているとの認識を示した。

 両陛下は昨年12月26日、台風19号(東日本台風)による被災地お見舞いのため本宮市と宮城県丸森町を訪れた。天皇陛下は「寒さが厳しい中、不自由な避難生活を送らなければならない方々を思うと、今なお胸が痛む」と語り「関係者は大変な苦労をされていると思う」といたわった。

 震災などの被災地に加え広島、長崎の被爆地を「機会があれば訪問したい」との考えも明らかにした。

 還暦を迎えるに当たり、印象深い出来事の一つとして、1964年東京五輪マラソン銅メダリスト円谷幸吉(須賀川市出身)のゴールシーンを挙げた。上皇ご夫妻と旧国立競技場で観戦した思い出に触れ「一生懸命に走ってきた円谷選手が英国のヒートリー選手に追い抜かれ、銅メダルを獲得した」と懐かしんだ。

 64年東京五輪の閉会式で各国選手が交ざり合って仲良く行進する姿を目の当たりにしたことが「世界の平和を切に願う気持ちの元となっているのかもしれない」と話した。

 今夏の東京五輪・パラリンピックについては「大会を通して、若い人たちに世界の人々への理解を深め、平和の尊さを感じてほしい」と力を込めた。

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February 23, 2020 at 06:11AM
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