東日本大震災で津波被害を受けた仙台市沿岸部で回収された写真などの展示会が、同市若林区文化センターで開かれ、思い出の品を捜し求める人たちが足を運んでいる。
市とＮＰＯ法人「おもいでかえる」の共催で、今回で１１回目。宮城野、若林両区でがれきや泥の中から見つかった写真約１６万枚のほか、名前が判別できる賞状やトロフィーなど約２０００点が保管されており、持ち主を確認できればその場で返却される。結婚式や旅行中の記念写真などがあり、今までに約１４万枚が持ち主の元へ戻ったという。
写真を捜しに来るのは３度目という仙台市宮城野区の夫婦は、同区蒲生にあった自宅が流され、息子たちの小さい頃の写真もすべて失った。女性は「一枚一枚きれいにしてあって、本当にありがたい。今日は見つからなかったが、また捜すつもり」と話した。
同法人理事の丹野ゆみさん（５２）は「震災から９年で、やっと写真を捜し始められるようになった人もいる。続けることに意義があると思うので、１０年の節目まではなんとか続けたい」と話している。
３月１日までで、午前１０時～午後５時。２５日は休み。問い合わせは市防災計画課（０２２・２１４・３０４７）。
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February 24, 2020 at 03:00AM
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思い出の品被災者に 仙台で展示会 写真やトロフィー - 読売新聞
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