記録的な豪雨によって、熊本県で甚大な被害が出てから1か月となるのを前に、NHKが県内で被災した100人余りにアンケートを行ったところ、当時、3人に1人が、自宅の2階などへの、いわゆる「垂直避難」をしていたことがわかりました。未明から早朝にかけて想定を超える雨が一気に降ったことで、住民が事前に安全を確保する行動を取れなかった実態がうかがえます。
NHKは先月下旬、記録的な豪雨で甚大な被害を受けた熊本県人吉市、球磨村、八代市坂本町、芦北町で被災した104人を対象に、聞き取りでのアンケート調査を行いました。
この中で、当時どこに避難したか尋ねたところ、自宅の2階などへのいわゆる「垂直避難」が33%と最も多く、次いで「自宅以外の高い場所」が26%、「親戚や知人宅」が14%、「指定避難所」が11%でした。
一方、避難を始めたきっかけを複数回答で尋ねると、「川の水位の上昇」が38%と最も多く、次いで「住宅の浸水が始まった」が27%、「親族や住民の呼びかけ」が20%、「防災行政無線」が8%、「テレビやラジオの情報」が6%でした。
これらの地域では、3日の夜遅くから明け方にかけて避難勧告や避難指示が相次いで出されましたが、避難した時間帯を尋ねたところ、大雨の特別警報が出された4日の午前4時50分より前に避難したと回答した人は4人に1人にとどまりました。
当時の状況について、回答した人からは「寝ていて浸水に気付かず、あわてて2階に避難した」とか「避難しようとしたが外に出られなかった」など、避難を始めた時にはすでに状況が悪化していたという声のほか、「避難を呼びかける情報は把握していたが、これまでの経験から大丈夫だと思った」といった声も聞かれました。
アンケートからは、未明から早朝にかけて想定を超える雨が一気に降ったことで、住民が事前に安全を確保する行動を取れなかった実態がうかがえます。
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August 04, 2020 at 12:51PM
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豪雨 熊本の被災者へのアンケート 33%が「垂直避難」 - NHK NEWS WEB
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