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Tuesday, September 8, 2020

防災学習 被災者に体験談聞き、避難や備え学ぶ 石巻・釜小 - 株式会社河北新報社

防災学習 被災者に体験談聞き、避難や備え学ぶ 石巻・釜小

震災当時の状況を説明する大須代表の講話に聞き入る児童たち

 東日本大震災後に生まれた子どもたちに被災体験や災害時の備えについて学んでもらおうと、石巻市釜小(児童401人)は3日、3年生76人を対象に防災学習を実施した。講師を務めた市民団体「石巻震災伝承の会」の大須武則代表(63)らが震災当時の状況を説明し、児童たちは真剣に講話に聞き入った。

 3年生は2011年4月2日〜12年4月1日生まれで、震災が発生した11年3月には生まれていない世代。

 震災当時は石巻市千石町の三陸河北新報社に勤務し、社内で被災した大須代表は「本や紙が机からたくさん落ち、停電もした。長いと思うくらい揺れていた」「会社前の道路では車が渋滞し、津波に気付いて社内に逃げ込んできた人もいた。会社にも津波が押し寄せた」と緊迫した状況を説明。釜地区の自宅も被災したが、ボランティア5人が支援に来てくれたことも紹介した。覚えていてほしいことには「地震が来たら津波も来る」「釜地区は海に近い地区」「津波警報が出たら逃げる」の3点を挙げた。

 伝承の会会員の山縣嘉恵さん(52)は「津波は速いし、水の量も多い。津波を見てから避難では遅い」と強調。津波発生時はサイレンや防災無線が流れるため、津波避難ビルなどに逃げるよう呼び掛けた。

 石巻市防災士協議会の井上達彦会長(68)は「人は、いつ、どのくらいの地震が起きると断言できない。震災は過去に例のない大きさだったと覚えていてほしい」と訴えた。

 児童たちは鉛筆を走らせ、熱心にメモを取った。和泉蒼吾君(9)は「大きな地震が起きたときは、高い所に逃げようと思う」と話した。

 防災学習は10日と17日にも予定。学区内の津波避難ビルの確認や、避難マップ作り、避難時に役立つグッズのワークショップなどを計画している。

2020年09月09日水曜日


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