静岡県熱海市で7月に発生した土石流災害で、被災住民ら70人は28日、崩落の起点付近に盛り土を造成した業者や土地所有者らに対し、計約32億7000万円の損害賠償を求める訴訟を静岡地裁沼津支部に起こした。
訴状では、盛り土の造成業者は注意や監視の義務を果たさず、土地を譲り受けた現在の所有者は適切な管理を怠ったなどと主張。盛り土と土石流には因果関係があり、原告は家族の生命や財産を奪われ、避難生活の継続による精神的損害を負ったとしている。
原告には、複数の遺族や自宅を流された被災者、営業停止に追い込まれた温泉施設の関係者などが含まれる。遺族などで作る「被害者の会」の会長で原告の瀬下雄史さん(53)は「危険な盛り土による事故が二度と起こらないように活動したい」と話した。
土石流は7月3日に発生。26人が死亡し、1人が行方不明になっている。盛り土の造成業者と土地所有者は刑事告訴されており、県警が捜査を進めている。
からの記事と詳細 ( 熱海土石流の被災者ら70人、盛り土業者らに計32億円超の賠償求め提訴 - 読売新聞オンライン )
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