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Sunday, November 28, 2021

仮設住宅の仲間、名残を惜しむ 長野、転居近づく人多く 台風19号被災地支援の団体が交流会|信毎web - 信濃毎日新聞

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 2019年10月の台風19号被災地を支援するボランティアらでつくる「HEARTYDECO(ハーティーデコ)」は28日、長野市の上松東団地の集会室で、被災者が集う交流会を開いた。団地内の仮設住宅で暮らす10人ほどが参加。12月末に入居期限が切れて転居を予定する人も多く、そばや煮物を味わいながら名残を惜しんだ。

 交流会は同団体が発足した19年11月以降、各所で少なくとも10回以上開催。しかし、代表の菊池奈央子さん(43)によると、大半の被災者が仮設から出ることになり、今後は未定だ。菊池さんは「被災者が引っ越し先で孤立しないよう、仮設を出た人も招いての交流会は別会場でも続けたい」と話す。

 豊野町の自宅が被災した北沢百合子さん(75)はこの日、「とても温まる。ありがたい」とそばを味わい、おしゃべりを楽しんだ。来月にも引っ越す予定で、「交流会で被災者同士が苦労を分かり合えた」としみじみ。穂保の自宅が全壊した佐藤輝子さん(84)は来秋まで仮設に残る予定といい、「みんな出て行くのは寂しい」と残念がった。

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