佐賀新聞など地方紙46紙と共同通信社が地域活性化に取り組む団体を支援する「第12回地域再生大賞」で、佐賀県内から優秀賞に選ばれた「おもやい」(武雄市)に表彰状が届いた。
おもやいは2019年8月の佐賀豪雨をきっかけに武雄市民とボランティアが声を掛け合って結成し、同市や大町町の被災者支援を手掛けてきた。当初は30年に1度の災害との認識だったが、昨年8月の記録的大雨で同じ地域が再び被災。活動は今も続いている。
住宅の再建から食事の援助、行政に対する各種手続きの手伝い、将来への不安を口にする人の相談相手など、物心両面から支援している。おもやいの鈴木隆太代表は「活動が注目されたことは大変ありがたい。被災者と一緒に努力してきた結果だと受け止めている」と話す。
現在は非常食も含めた防災安心セットの配布や、段ボールトイレの作り方のアドバイスなど次の雨期への備えに取り組んでいる。スタッフたちは「これ以上、地域の人たちの笑顔を失いたくない」と、思いを一つに活動している。
大賞には中高生に家庭でも学校でもない第三の居場所を提供する「河原かわら部社べしゃ」(山梨県韮崎市)が選ばれた。新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、東京での表彰式の開催は見送られた。(澤登滋)
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