熱海市で起きた土石流で被災した沿岸部の地域では、被災した人や地元の住民が交流できる場所を設けようと、地元のボランティア団体が整備を進めているカフェが4月15日にオープンすることになりました。
去年7月3日に熱海市で発生した土石流では、自宅が流されたり、警戒区域の中に自宅があり立ち入りが禁止されたりして、地元から離れた暮らしを余儀なくされている人が134世帯240人にのぼっています。
地元のボランティア団体「テンカラセン」は、被災者と地元に残る住民などが交流できる場所を設けようと、被災した沿岸部の地域に新たにカフェを整備する取り組みを進めていて、4月15日にオープンすることになりました。
カフェが設けられるのは、国道135号線沿いにあり、町内会で管理する「浜会館」の4階で、団体によりますと、リフォーム工事などには、クラウドファンディングで集めた480万円あまりの資金を活用したということです。
高齢者が利用しやすいように、店内はバリアフリーの設計になっていて、入り口につながる階段には車いすの人が利用できるよう昇降機を取り付けたほか、一部のカウンターは、車いすのまま利用できる高さにしたということです。
また、店内の壁には、地元の人や観光客などが復興を願うメッセージを書き込んだ木製のコースターを飾る予定だということです。
「テンカラセン」の代表の高橋一美さんは「被災地にはつながりが求められているので、人と人がつながる場所にしたい。ドアがない店なので、気軽に立ち寄ってほしい」と話していました。
からの記事と詳細 ( 熱海市に被災者つなぐカフェ 4月15日に開店へ|NHK 静岡県のニュース - nhk.or.jp )
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