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Monday, July 4, 2022

鎮魂の思いを胸に4候補遊説 豪雨2年、復興や被災者支援を訴え 参院選くまもと2022|熊本日日新聞社 - 熊本日日新聞

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 参院選熊本選挙区の4候補は4日、2020年熊本豪雨から2度目の「7・4」を選挙戦のさなかに迎えた。それぞれ鎮魂の思いを胸に県内各地を回り、被災地の復興や被災者支援への決意を新たにした。

 政治団体「参政党」新人の高井千歳さん(36)は地元の菊池市で遊説。八代市や人吉市で支援者から聞いた被災状況に触れ「今も仮設住宅で暮らす人が多い。早く元の生活に戻れるよう国に働きかけていく」。国が計画する川辺川の流水型ダム建設には「地元でも賛否が分かれ、難しい問題。住民と勉強会を開いて解決策を考える」とし、山の保水力を高める林業振興の重要性も強調した。

 立憲民主党新人の出口慎太郎さん(40)は、台風4号の接近で雨雲が広がる上天草市を回り街頭演説。1週間前に人吉球磨を訪れたことを踏まえ「被災地はまだまだ復旧・復興が終わっていない。仮設住宅で暮らす多くの人たちの声をしっかり聞いていく」と力を込めた。環境への配慮から、球磨川の治水対策には河川掘削や遊水地整備などダム以外の選択肢を取るよう主張する。

 徐々に市街地の再建が進む人吉市。自民党現職の松村祥史さん(58)は街のシンボル、青井阿蘇神社の前に立ち、犠牲者に哀悼の言葉を述べた。「辺り一面がれきだったあの日から2年。この更地に立ち、ようやくスタートラインと感じる」。地元のあさぎり町も被災。熊本地震や豪雨災害の対策に取り組んだ6年間を振り返り「気持ちを一つに素晴らしいふるさとをつくろう」と訴えた。

 NHK党新人の本間明子さん(40)はこの日、南阿蘇村などで支持を求めた。「被災をきっかけに地域経済が落ち込まないよう、被災地減税などで下支えが必要。民間活力を引き出して創造的復興に結び付けなければならない」と持論を展開。熊本地震の事例も踏まえ、被災者一人一人の状況に合わせた精神的なケアや地域コミュニティーの維持に対する行政支援も呼びかけた。(松冨浩之、河内正一郎、髙宗亮輔)

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