2022/8/7 09:56
サッカーJ2は第30節第1日の6日、各地で8試合が行われた。モンテディオ山形は山口市の維新みらいふスタジアムで山口と対戦し、1―0で勝利した。2連勝を収め、通算成績は11勝9分け9敗。暫定順位は8位に浮上した。
山形は前節と同じ布陣で臨み、前半は守勢に回り、0―0で折り返した。後半ロスタイム、途中出場のFWデラトーレが左足シュートで決勝点を挙げた。
このほか、首位の横浜FCは大宮に2―3と競り負けた。勝ち点は57。2位新潟は2―2で徳島と引き分けて同56となった。3位仙台は4―1で金沢に快勝し、同55とした。
山形は次節の13日、天童市のNDソフトスタジアム山形で金沢と戦う。
■青炎
真夏の苦しい試合で、最後に歓喜が待っていた。後半ロスタイム、FWデラトーレが相手DFとの駆け引きを制して決勝ゴール。「粘り強く戦ったことへのプレゼント。チームにとって大事な勝利だった」と余韻に浸った。
蒸し暑い環境で、本拠地初の「声出し応援」で勢いに乗った山口に攻め込まれた。ピーター・クラモフスキー監督が「直感」と振り返った3人同時交代は後半15分。普段よりも早く、大胆さを感じさせるものだった。最前線にFWデラトーレ、両サイドハーフにMF樺山諒乃介とMFチアゴ・アウベスを投入した。均衡が破れぬ展開で、同39分にはボランチにMF小西雄大を入れた。最終盤まで戦況を変えようと試みた。
決勝点は途中交代の3人が関わった。左の樺山からボールを受けた小西は、中央右から斜めに走ってきたデラトーレが視界に入った。相手が立ちふさがったため、わずかな隙間を通す股抜きパスを選択。殊勲の背番号9はゴール前で冷静だった。コースを消した相手DFの動きを見て、一度はシュートを回避。競り合いの中でボールを落ち着かせ、左足を振った。角度のない局面でGKの股を抜いた。
本人にとって6月中旬に行われた第16節以来のゴール。その間に足を負傷し、戦列も離れた。久々の得点を喜びつつ、言葉を続けた。今節の直前に本県を襲った豪雨被害を受け、チーム全体で届けたかったという白星。「被害を受けた方々に向けたゴールだった。今はほっとしてうれしい」と表情を和らげた。
クラブとして、気持ちを
【ピーター・クラモフスキー監督の話】ハードワークが決勝ゴールとして報いになった。暑くて湿度の高い難しいコンディションだったが、最後まで戦ってくれた。(豪雨の被災者に)クラブとして気持ちを届けようと話をした。笑顔を届けることができたなら良かった。
からの記事と詳細 ( 最後の最後にデラトーレ、モンテ連勝 決勝弾、豪雨被災者に届け - yamagata-np.jp )
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